こちらのカテゴリーでは、バリエーション豊富に数多く存在しております日本や世界各地のさまざまな御伽噺・童話に関しまして御紹介してまいりたいと思います。
イソップ童話に出てくる「ありときりぎりす」は、教訓や教育的要素を多分に含有した児童文学の名作として現代に語り継がれております。
こちらの作品では、夏の間にせっせと食料を集めて冬篭りの準備をしつづけたアリと、歌を歌ったりバイオリンで音楽を演奏したりして遊びほうけていたキリギリスがともに冬を迎えたとき、アリはあらかじめ蓄えておいた食糧を少しずつ消費することによって不自由なく生活しておりましたが、キリギリスは外で食べ物をさがしても発見することが出来ず、アリに食べ物を分けてもらおうと頼みに行きます。
飢えたキリギリスの申し出に対し、冷たく断ってキリギリスが飢え死にしたり、かわいそうだからと食料を分け与えてお礼にキリギリスがバイオリンを弾いて聞かせるなど、後世の作品の改変によってこのあたりのストーリー展開にはバリエーションの違いが生じております。
こちらの童話では、将来に備えて計画的に行動することの重要性や、勤勉で誠実な人間が時には残酷で冷酷なエゴイストとなりうる可能性などの教育的要素・教訓が込められております。